老師 再登板!今度は農業総合大学で損害保険の講義を急遽行う破目に・・

[緊急再登板] [損害保険講義] [日本風美人]

2014年12月12日 07時11分

12/11日 星期四 会館に美女と野獣現る!

 冗談でなく来南後初めて本格的美形「姑娘」とのご対面、師範大学生で先日の講演の折、卒論の件にて相談あり会館訪問を受諾したが、こんなに早く訪れるとは予想していなかった。

 手土産持参の其の楚々とした佇まいは、和服の似合いそうな日本女性の様でもあり、均整の取れた体型は近代的感覚センスも感じ取れ、田舎娘で素直で素朴な子が多い中国女学生の中では、秀逸な美しさであった。

 香川大学で1年間留学経験があるそうな、南昌の大学卒業の暁には再度日本で留学する予定だとか・・・

 勿論卒論の研究協力に就いては、力になりたいが会館に期待すべき資料無く、急遽外事弁公室と高松市役所・日中友好協会へ連絡し資料協力を依頼して差し上げた。

 何処に研究資料があるかの嗅覚や、其処への協力依頼の交渉力は学生だから未だ無く、必然的に全て私の指示通り短時間でことが運び大喜びで帰って行った。

 野獣の方は就活中にて、企業人からみた学生への期待に就いて、少しだけ指導し後はmailにて為になる資料送付を約束し帰らせた。



 この処各大学で講演した所為か学生の会館訪問が続出し、万承り処の感あるも此れ須らく”日中友好”の為なりと得心しておる次第なり・・・

 処でまたまた急な話が持ち上がる!

 農業総合大学商学院で明午後2:00〜3:30損害保険の講義を頼むとの依頼あり、先の財経大学の講義の評判を聞きつけた学院長が横槍を通したらしい?

 処が受講生を伺って吃驚仰天1年生ですと???日本語も儘為らない新入生に専門用語満載の保険講義なんて土台無理と思ったが、”一宿一飯の恩義”ある身”地頭”には逆らえぬと諦めた・・・

 話題は変わるがこの大學には張さん(4年生)と葉さん(3年生)という日本語学部の女性リーダーがおり、全ての行事をこの二人が取り仕切っている。

 とりわけ張先輩(愛称)は飛び切り愛らしい笑顔の素敵な美形なのに、男勝りな性格口調で当初電話で話していた頃はてっきり男子学生だと思っていた。

 会ってびっくり一変で其の不思議な魔力に魅了される!

 先日来私を悩ませている歌唱指導の仕掛け人である!

 明日の講義の準備もあるので今日の日記はこの辺で筆を置く、歌唱指導の模様や講義の出来映え?については又後日談としよう・・・ 





  老師 本格的通訳のもと日本語を解さない中国人学生に日本語で講義!
 また楽しからずや!

[抜群の中国人通訳] [サービス心] [高校時代の写真]

2014年12月13日 08時10分

12/13日 星期六 昨日は江西農業総合大学商学院で損保講義を実施!

 事前連絡通り12:30大學差し迎えの車で一路現場へ向かう!何回も会ったのですっかり親しくなった、出迎え役のリーダー女学生二人との会話は実に楽しい、あっという間に大學に到着・・・



 早速教室へ向いUSBの資料がOHPで投影出来るかテストするも全く問題なし!

 コピーの必要も無く準備は万端早速通訳の中国人教授と本日の講義の進め方に就き打ち合わせに入る。

 その内仕掛け人の実力者E教授も合流、本日の受講生が1年生で且日本語学部でなく経済学部の学生で、全く日本語を解さない事を教えられる。

 中国人の発想には全くついていけない思いがした!

 日本語を解さない学生に日本語の資料で日本語で講義する意味が私には理解できなかった。

 日本式だと講義の前段階で綿密な打ち合わせを行い、其の授業効果が最善なものとなるよう、お互いよく相談しながら事を進めるのが常識!

 中国では前日に急遽講義を通告、打ち合わせなしのぶっつけ本番が当たり前だのクラッカーらしい?

 全てに大らか過ぎて苦笑するしかない私を尻目に、E教授は優秀な通訳をつけたから学生が資料や日本語を解さなくても充分伝わると自信満々!

 要は外国人と全く触れたことの無い純粋培養された学生に、異国人の態度物腰表現方法などを知らしめたいとの仰せ?

 未だ合点が行かないまま取敢えず開演する、興味津々な学生の眼差しは真剣そのものだが、砂に水という感じで遣りにくい事この上なし・・・

 でも通訳が抜群で学生は私の講義がよく理解できているらしい?


 先日別大学での同講義は最上級生でしかも日本語を解し、金融経済専科の学生だったからかなり踏み込んで、日本損保業界の裏事情まで話したが、今日は難解な専門用語も控え易しく話す事に終始した。

 秀逸な通訳のお陰でその後は順調に進み何とか講義を終え質疑に入る、理解が充分と見えて質問者も多し!

 最後の5分でサービス心を発揮!どの講演でも受けた私の高校時代の写真を見せる。
 案の定馬鹿受け!!そりゃそうだろう”禿げ晒しの爺”が昔は凛々しい若武者然とした姿だったなど想像もできないだろうから・・・

 その後実力者E氏の肝いりで商学院の教授講師含め総勢7人の慰労会が始まり、無事”日中友好”の勤めを果たしえた思いで”白酒”をおいしく頂き至福な一時を過ごす・・・






老師 大學スピーチコンテスト審査委員に任命さる!大和魂全開の想い・・

[学園祭] [AKB48ならぬ学園] [別れの涙] 

2014年12月14日 07時20分

12/14日 星期日 総合大学商学院のスピーチコンテスト審査委員の要請あり!

 昨日の”歌唱指導”に続き今度は審査委員を遣れとのお達し!いくら”一宿一飯の恩義”ありといっても全く人遣いの荒い学院長ではある。

 夜来の咽喉風邪も治りきらぬのに、お陰で寒い教室の所為もありかなり咳き込む・・・
 日本人ならそういう状況を目にすると、労わりの言葉の一つも掛かるのだが、此方では自分本位で他人の事情はあまり考慮しないお国柄らしい?

爺のぼやきを尻目に「第一回”商学院杯”日本語スピーチコンテスト」が始まった。

 審査委員席に”採点基準”なるものが配られ、3分間スピーチと質疑応答の各々と合計点数で、17名の出場者から上位3名を選ぶ仕組みになっていた。

 途中でAKB48ならぬ学院AKB10の歌と踊りや、数名の歌姫のソロも入りまるで学園祭の様相!

 でもスピーチは真剣そのもの!緊張のあまり頭が真っ白になったのだろう、言葉が出てこなく下を向く出場者もいたが、異国中国の地でこんなに流暢な日本語が聞けるとは思ってもみなかった。

 一人ひとりのスピーチに対し、審査委員から質疑しその応対も点数に入れる仕組み、4名の委員が最長老の爺に遠慮してかあまり発言しないので、勢い司会者の指名は爺に集中!

 お陰で全出場者へのコメントなり質疑をしなければならない破目に相成る!



 17名は全て2年生と3年生だったが矢張り力の差は歴然、しかしコンテストに出ようという学生は、日本語を学ぶ姿勢が他の学生と違うのだろう、皆堂々として一様に癖の無い立派な日本語を喋っていた。

 聞いていなかったが爺を迎えに来た学生も登壇したのには驚いた!

 後で教えて貰ったが出場に備えシャワーを浴び髪を洗って珍しく薄化粧をし、面接用のフォーマルな服装で望んだとの事、性格が素直で明るく愛くるしい表情の素敵な3年生、スピーチも非の打ち所の無い堂々たる出来映えであった。

 コンテストは滞りなく進行!其の運営はけだし賞賛に値する!全て順調で無事表彰も終了、優勝者にはノートパソコン・純優勝者にはデジカメ・3位入賞者は図書券と件の彼女も入賞し大喜びの内に全行事を終えた。

 リーダーの女学生の案内でお迎えの車に乗る、別れ際真っ暗闇の校庭でよく見えなかったが、涙を零したように見えたは幻か?

 今日一日12:00〜9:30まで「損保講義」「」歌唱指導「慰労会」「コンテスト」良くぞ付き合った。

 ”日中友好”ここに極まれり!中国の若人に囲まれて71歳再びの青春時代にタイムスリップ!

 もう此れで思い残す事はない、存分に大和男の本懐を果たした思いで帰路の人となる・・・







 老師 中国南昌”滕王閣””八一南昌起義記念館”観光で楽しむ!

[滕王閣] [八一南昌起義記念館] [八大山人記念館]

2014年12月14日 20時49分

12/14日 星期日
 疲労困憊休養中の日曜日、館長からの電話で叩き起こされた!

 中国訛りの酷い日本語でいきなり”起きたか”の第一声?

 貴方に起こされたのですとは云えなかったが、この方の日本語は何時も”飯食ったか”に代表されるが如く必ず疑問形で始まるのである。

 此方も寝起きで要領を得ないが、どうやら残り少ない南昌生活を慮って、市内観光に連れ出そうという魂胆らしい?

 まだ若いのに禿げ晒した頭や強面の顔に反して、兎に角優しいのである信じられないくらい・・・
 8:30まだ見繕いも出来てないのにもう迎えに参上!押っ取り刀で駆けつけた。



<滕王閣>(とうおうかく)

 カン江のほとりに建つ。唐代の659年の創建。太宗の弟の滕王・李元嬰がこの地の都督となったときに造営された。黄鶴楼(武漢)、岳陽楼(岳陽)とあわせ江南三大名楼と称される。

 造営当初は滕王とその幕僚たちの宴会等の楽しみの場として使われており、さほどの名声を得るものではなかったが、その名を一挙に全国に知らしめたのは王勃の「滕王閣序」の一文であった。

 675年、一時荒廃していた滕王閣を、当時の都督が修復し、重陽の節句に記念の大宴会を開いた。ちょうどその時、王勃はベトナムに流されていた父を訪ねる途次、この地に立ち寄っていた。招待された王勃は、酒を飲み上機嫌のなか求められるままに即興で一気に「滕王閣序」を書き上げたという。千古の名文といわれる。

 王勃はその後、ベトナムに向かう途中で客死する。享年二八才。若く死ぬものの、「初唐の四傑」の一人に数えられる。




 
 <八一南昌起義記念館>(なんしょうきぎ)

 南昌起義、南昌蜂起、南昌暴動は、1927年8月1日に中国共産党が 江西省南昌で起こした武装蜂起である。

 市内に司令部を設置して(昔はホテルだった。ここを司令部にして蜂起した。中国国民党革命委員会の中国人民解放軍発祥の地である)

 1927年8月1日にこの街で人民解放軍は結成されたことにちなんで、ここでは何でもかんでも八一です。八一記念館に八一記念塔、八一公園、八一広場。メインストリートは八一大街、橋は八一大橋。八一ホテルに八一病院etc


 取敢えず今日のところはこの2ヶ所に止め置いた!

 南昌で一番高い観光名所で市内を一望出来たし電動輪タクにも乗ったし、先日月曜日に行ったら閉館で見られなかった八一記念館も見られたし・・・
 八大山人記念館も誘われたが足の調子も思わしくなく次回にして貰った。

 結果例により行きつけの中華料理店へ沈没し”白酒”で乾杯!
昼過ぎにはいい気持ちになって会館にご帰還遊ばされシャワーを浴び再び夢の国へ・・・








老師 愛しい教え子達とお別れパーティ!酒一升は飲みすぎではありませんか?

[お別れパーティ] [愛しい教え子] [一升酒]

2014年12月16日 11時47分

12/16日 星期二 昨日は少し早いが会館受講生のお別れパーティを、南昌でも珍しい日本料理店〔鉄板焼き〕で開催した。

 会館教室で1:00〜〜5:00まで授業、途中4年生の飛び抜けて優秀な女生徒に先生役を遣らしたら、立派に代役を熟していた。

 全員会館ロビーで記念撮影!可愛い生徒達とあと少しでお別れだと思うと切なさが募るが、気を取り直しタクシーに乗る。

 中国得意の5人乗り・・運転手も至極当然という顔して対応してくれた。

 ”竹亭”には事前予約をしてあったから席を確保できたが、年末までキャンペーン中だとかで、@168元が126元に大幅値下げで大盛況であった。

 生徒達は初めての日本料理!しかも寿司もあるとて大興奮!

 酒飲み放題コースを選んでよかった女性陣は口をつけるぐらいだが、男組みは御銚子15本は飲んだから八勺としても一升以上は軽く飲んだ勘定!

 学生特有の一気飲みに付き合わされたお陰で今日は完全な二日酔い・・・


 でも楽しかった!若い子供達に囲まれて・・・僅か3ヶ月とはいえ精魂込めて教えてきた積り、教え子が愛おしい教師の気持ちが痛いほど判る。

 振り返れば会館授業は生徒がたったの1名からスタート!11月から3名になり12月に4名になったが少人数といえども、朝と昼の二本立て興行は結構きつかった。



 土曜日の「八一公園日本語角」も大勢の大学生と語り合え「日中友好」の活動拠点として恰好の機会を提供していただいたが、立ちっぱなしの2時間は腰に傷を持つ身にはかなり堪えた。

 大学の講演や講義その他イベント参加は全く想定外の経験だった!

 勢いで10回以上の登板となったが学生や南昌の大学の先生達に”中日友好会館”日本語講師の存在意義を充分アピールできたと思う・・・

 その他番外になるが酒飲みの本領発揮!以上の「日中友好」活動以外に夜の人脈が酒を酌み交わす事により構築できた想い・・・

 兎にも角にも南昌に於ける活動は残り10日あまり、私としては充実し有意義な日々が送れたと思う!

 これから送別会が確定したのだけでも4回もあり慌しいが残りも全力投球したい・・・







  老師 帰国間際!本日は外事弁公室主催のお別れパーティ!惜別の情深く去り難し!

[中国外事弁公室] [政府高官] [歌姫テレサテン]  

2014年12月20日 09時43分

12/20日 星期六 昨日は外事弁公室主催のお別れパーティだった。

 実は昨日19日はY先生のご自宅でE教授・T教授・T先生達が、私のためお別れ鉄板焼きパーティを予定していた日なのであった。

 処が18日に電話あり政府高官多忙に付き、19日に急遽決まったので、万障繰り合わせの上出席されたいとの横槍!

 諸先生に事情説明したら政府のお達し優先は至極当然と、違和感無く延期決定!

 この辺りの事情は私には理不尽に思えたが、郷に入っては郷に従えという事であり従う・・・

 朝と昼の会館授業をこなし4:00館長と勇躍市庁舎へ乗り込む、軍隊かと見紛う門衛含め10名以上がガードする例の物々しさ、市民の為の役所なのに何故?

 と不思議に思っていたが、市民が出入りする日本流の役所は別途存在、ここは共産党政府直轄の地方行政府であり一般人とは無縁の機関であるとの説明を聞き納得!

 時間前到着にて暫し控えの間で待たされたが、日本行政留学の経験者が大挙押しかけ、次々と話しかけられたので退屈しなかった。

 その後政府高官と面談!件の女性高官と副長を中心に通訳も含め総勢6名で対応さる。

 3ヶ月の活動報告とお礼を述べたら、特に大学関係での講演・講義等情報が既に伝わっており、私の現役時代の詳細な履歴も含め、全てお見通しなのには少々吃驚した。

 話題が変わり景徳鎮一泊旅行の件で”有朋自遠方来、不亦楽乎・・・”
中国で人生訓を学んだとお礼を言ったら、貴方は大學での活動といいこの件といい、中国に取り得難い人因って表彰と想い”景徳鎮青花の茶器”を贈呈すると云われ、中国得意の贈呈式記念撮影までされ恐縮した。


 場所が変わり”彰彩軒”という政府御用達の超一流中華店でお別れパーティ!現役時代仕事柄超と名のつく名店を数々見てきたから特段驚く事はないが、政府高官が自慢するだけあって珍しく全てに垢抜けていた。

 処変わっても飲む酒は矢張り”白酒”この四特酒〔南昌名産周恩来命名清香醇純〕も白酒では、珍しくお米100%で製造されているそうな。

 酔うほどに歌が出る!先ずはS副長”北国の春”K主任”つぐない”爺”成吉思汗”と続き盛り上がる!

 取分け政府高官の”つぐない”は秀逸!こぶしの利いた”北国の春”も良し!歌の達者さでは人語に落ちぬ爺も真っ青!な中国政府要人の芸達者振りではあった。



 楽しい宴は終わった・・・公用車で送迎を受け身分不相応な大歓待と”四特酒”に酔いしれ中国の夜は更ける!

 本当にもう思い残す事なし!存分に遣りぬいた!悠久の大地に抱かれて3ヶ月の夢紀行!中国人民に心から感謝の意を捧ぐ・・・