老師 二日連続の”白酒”攻撃にバタンキュウ!ついに倒れる!

[白酒攻撃二日連続] [卒論添削] [大學の講義]

2014年11月22日 08時58分

11/22 星期六

 昨夜R会長からお誘いの電話をいただき、四季百端酒店へいそ々と伺ったら、T教授・Y講師も同席しておられ、来年「日語角」30周年記念行事の準備、南昌在学日本語大学生2500人余の将来展望等熱く語り合う会という事で、光栄にもお招きを戴いたようである。

 私の南昌に於ける「日語角」皆勤活動や、7大学に及ぶ講演活動が認知され、リーダーの会にお招きを戴いた訳で、意気に感じ「日中友好」の観点から、支援活動に邁進せんと心新たにした次第である。

 語るほどに酔うほどに”白酒”がすすむ・・・実は前日に続いての二日連続”白酒攻撃”で些か酩酊!

 10時過ぎに解放され会館に千鳥足でご帰還召されたら、可愛い女子大生の教え子から卒論のテーマに就いて相談あり至急連絡を乞うとの緊急コール!

 只今酩酊中にてご勘弁願う! 明朝一番にてmailで委細指示するから、と一言伝えてバタンキュウ!

 実はもう一人の女子学生からも卒論添削を頼まれ、昨日は朝9時〜昼1:30まで付きっ切りで指導したばかり・・・

 両名とも極め付きの優秀な日本語専科学生だが、しかも4年間も日本語を学んだとはいえ71年も日本社会で辛酸を舐めてきた爺から見れば、飛び立つ前の雛鳥に過ぎず・・・卒論内容も言わずもがな。

 でも乗りかかった船だから全て纏めて面倒見る所存ではある。

 話題は変わるが懸案の残された大學講演2校も東華理工大學は11/28日に決定!江西師範大学国際教育学部は12/12日と決定す!

 加えて財経大學で損害保険に就いての講義まで要請され、教師免状も持ってなく其れは不味いだろうと断ったが、実学40年の専門知識は大学教授の比に非ず、と再懇願され已む無く引き受ける破目に相成る。

 来週は外事弁公室の粋な計らいで、”景徳鎮”一泊旅行もあり残された在南期間が少くなるに連れ、風雲急を告げる情勢に只々慄いている次第であります。




老師 三日連続”白酒攻撃”に撃沈!馬鹿につける薬は無い・・・

[三日連続白酒攻撃] [馬鹿につける薬] [アンケート結果]

2014年11月23日 07時33分

11/23日 星期日
 昨日農業総合大学講演のアンケート結果報告メールが届いた。

 江西師範大学講演紹介記事は、全国日本語スピーチコンテスト優勝者という、極め付き優秀な4年生が書いた文章であり、当然全受講学生の理解水準とはかなり格差があるということを、報告で知り今後の参考にせんがため要約下記のように纏めてみた。

 学年次別理解の程度、2年生は20〜40% 3年生は60〜70% 3年優秀者及び4年生は殆ど理解という結果であった。

 講演の狙いは「私の人生を振返る」こと即ち「戦後の荒廃から逸早く高度経済成長を果たし、今日の平和的民主国家へと生まれ変わった直近70年の日本の歩み」の因って来る要因や其の時々の時代背景を含めてご理解を頂くことにあった。

 矢張り低学年生には難解に過ぎたかなと反省しきり、映像も含めた第二の人生は低年次生も理解したが、旅遊商貿大學のように中国人の日本語教授通訳を入れないと、全受講生には正確に伝わらないという事が改めて確認できた。

 昨日(土)の日語角で新たに最後の関門優秀校「南昌大學」から講演依頼を受けた、従って後講演3回と1回の講義が残されたチャンス、本アンケート結果を念頭に伝達手法を再検討する所存。

 処で 土曜日も 地獄の責め苦?を味わされる・・・三日続きの”白酒攻撃”である。

 「日語角」が終わり食事会で解散の心算であったが、R会長が耳打ち OBで成功者のM社長が来たので、歓迎の飲み会を急遽開催する事に相成ったとのお達し、断り切れないのが飲み師の辛さ・・・

 最初はビールでお茶を濁していたが飲むほどに酔うほどに、とどのつまり定番の”白酒”で又もや沈没した次第。

 流石の酒好きも3日連続50度の火酒で攻められると神経に異常を来たす思い、日本の飲兵衛も本場中国の”白酒”で日々鍛え上げられた兵共には到底勝負になりません!

 白旗掲げ這う々の体で逃げました・・・女学生が心配してバス停まで送り届けてくれなかったら、会館まで辿り着けなかったかも?

 後刻事の顛末を愛する奥方に報告したら、当然きついお説教を頂き又もや反省の日々、飲む前に反省できればと改めて反省・・・爺の人生はこの繰り返しで今日に至る、馬鹿に付ける薬は無いとは云いえて妙!







老師 中国T氏宅へ招待されるも”白酒”を避け事なきを得る!

[自宅へ招待] [手料理] [暖かいおもてなし]

2014年11月24日 11時14分

11/24日 星期一 
 昨日は何時も大変お世話になっているT氏の自宅に、R大H先生と二人夕刻招待された。

 洪都北大道でタクシーを拾い二つの英雄大橋を渡り、以前訪れた財経大の裏手辺りの高層住宅群の一角にT氏宅はある。

 南昌のタクシーに乗るときは何時も命懸け!信じられない猛スピードで警笛を鳴らし辺りの車を睥睨しながら、兎に角先の車を追い抜く事が宿命とばかりの綱渡り運転、何時ももう二度と乗るかと思いつつ・・・今日も車上で恐怖に震えていた。

 下車したらH先生とバッタリ!大高層住宅街の真ん中で10号棟を探しあぐねたが電話連絡で事なきを得る。

 中国の事だから日本とは比べるべくも無いが、一応セキュリティ付きの年代もんのアパート5階なのに歩いて登る、然し玄関で靴を脱ぎ室内に案内されて評価一変!リフォームしたのかこ綺麗!しかもかなり広い100平方m以上はあるだろう?

 奥様は看護婦で日曜日なのに病院勤務とて、エプロン姿のT氏が大活躍料理も殆ど彼の作、間もなく奥様ご帰還美人の同僚が助っ人として参加!急に華やぐ・・・

 私は勝手に頭の禿げ上がったT氏を見て、50歳ぐらいと決め付けていたが、あに図らんや・・恐れ入谷の鬼子母神!大変失礼申し上げました。

 奥様は25才T氏は36才の歳の差夫婦だと改めて伺いびっくり仰天した次第であります。

 T氏が気を利かせて”白酒”も用意されていたが、さすが4日連続はきついので、丁重にお断りしビールで乾杯!

 奥様得意の魚料理が特に旨い!T氏の男料理もなかなかいける!こういう席での座持ちは爺の独壇場爆笑に次ぐ々で、若い可愛い奥様も美人の同僚も、H先生も勿論T氏も皆楽しんでくれた。

 遥か日本を離れて中国南昌の地で、中国の人達とこんな一時が過ごせるとは、思いも因らなかった。

 最後にお腹一杯で遠慮申し上げたが、家の飯は旨いから少しでも食えと勧められ、炊き立てのご飯を少量いただいて驚いた、何時もの中華料理店で食べるのと全然違う!

 何でも東北地方から取り寄せているらしい、日本米と遜色なし・・お代わりをお願いしそうになるほど旨かった。

 楽しい時間は何故こんなに短いのだろう!あっという間の一時を終えT氏宅を後にする。

 タクシーを拾える所までT氏の案内で歩く、高層住宅団地内にある商店街を通り抜ける、9時を廻っているのに信じられない人ごみ、喧騒の中をやっと捕まえ車上の人となり一路帰還する。

 今日も一日が終わった、T氏ご夫妻の暖かいおもてなしに心満たされて・・・






老師 「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」”茅台酒”で歓待さる!

[茅台酒] [人生の教訓] [陶芸]

2014年11月26日 07時31分

11/24日 星期一 
 特に陶芸に特別の興味を抱いている訳ではないが、益子・九谷・美濃・瀬戸・常滑・有田・唐津・伊万里等訪れる機会があった。

 何となく憧れていた本場景徳鎮訪問がやっと実現す!

 事前学習・・・すでに漢代から陶磁器生産が始まっていたとされ宋代には「青白磁の梅瓶」など、元・明・清の時代にはいわゆる「青花」と呼ばれる染付磁器の優品を輩出し宮廷でも用いられる一方、欧州・イスラム圏など海外諸国にも広く輸出されchinaの語源にもなった。佛山・漢口・朱仙鎮とともに中国4大名鎮とされる。

 文化大革命の折には「旧文化」であるとされ紅衛兵による被害を受けたそうな。

 北宋の景徳年間年号により景徳鎮と改名され浮梁県に属した。1960年に浮梁県から出て浮梁県をも含めた景徳鎮市となったそうである。

 当日は雨景徳鎮行きが懸念されたが予約等の都合もあり雨天決行、お迎えの車を見て先ずはたまげた!

 BMW740li!実は現役時代損保のディラー担当であった頃、付き合いでトヨタUP20からセルシオまで6車種・日産スカG含めて2車種・BMW・チェロキーと乗り継ぎ現在は、奥方の希望で小型のVWビートルターボに乗っている。

 そういう経歴からこの車は試乗した事があるが、其の飛び抜けた排気量とパワー!ドイツアウトバーンで鍛え上げた剛性の走りは憧れの車の一つであった。

 運転は役所Mさんの友人私含めて総勢4名、一路景徳鎮目指し高速道路を時速140kmでぶっ飛ばす!

 其の頃には雨も上がり約2時間半あっという間に景徳鎮到着!先ずはMさん友人の青年陶芸家徐勝谷氏経営の「鉄硯斎」を訪れる。

 名品の数々を少一時間ほどご説明を戴いたが、T氏の通訳がたどたどしくて良く理解できぬ、そうこうする内に夕食の時間となったので、友人のご夫妻を先頭に景徳鎮一の超高級「景春館」に案内された。

 中国南昌に来て早2ヶ月様々な中華専門店で食事する機会に恵まれたが、此処の料理は一味も二味も違っていた!乾杯は白酒最高酒で国酒”茅台酒”毛沢東がニクソンを周恩来が田中角栄をもてなしたあの酒である。

 こんな国賓級?の接待を受ける覚えは無いが、T氏の解説に因れば中国では「有朋自遠方来、不亦楽乎・・・」

 又肝胆相照らす老朋友は故旧大故なければ則ち棄てずで、歓待ぶりは驚くほど手厚いもので至れり尽くせりだそうである。

 何のことはない私はご相伴に預かっただけであるが当然悪い気はしない、帰りに件の先生の作品とやらで景徳鎮の”ぐい飲み”まで頂戴、ご満悦のうちに・・・又々市内5ッ星の「紫昌實館」まで送っていただいた。

 彼等は二次会とやらで誘われたが、一週間の内6日間も”白酒”漬けの私は流石に疲れを覚えたので丁重にお断りさせていただき一人部屋で休む。

 中国人から人生に於ける大切な教訓を学び取った思いで幸せ感に包まれた景徳鎮の一夜であった。謝々!






老師 中国悠久5千年の都「景徳鎮」で遊び・・人生の教訓を学ぶ!

[中国悠久5千年の歴史] [窯元] [中国人の良き人間性]

2014年11月26日 12時37分

11/25日 星期二 
 景徳鎮二日目(その一)で書き忘れたが、高速道路を走るBMW740の車中から眺めた江西省北部の農村風景は、欧州2ヶ月放浪の旅で列車の窓から見たそれと比し雄大さや美しさで明らかに劣る。

 しかし赤い屋根白い壁の瀟洒な農家の佇まいは、中国の農村部の疲弊・貧困を嫌というほど聞かされていたので意外や々T氏の解説によると、年収1万元邦貨換算19万円也は本来農業収入で、出稼ぎを含めると邦貨換算」95万円也との話であった。

 それにしても農村部戸籍と都市部戸籍の厳然たる区別・農村部健保なしといい未だ問題点の多いとこではあろう!

 ともあれ我々一行は、国家文化遺産・国家5A級景区の景徳鎮でも一番の観光地「古窯民俗」へ乗り出した。

 此処は市内の各所に分散した古窯・手作り工場・古い建築などを保護するために、現在の博覧・陶器体験・娯楽などを一体する景徳鎮陶瓷歴史博覧区となっている。

 景徳鎮の名は、陶磁器の高級ブランドとして世界に知られている。

 玉(ぎょく)のような白地に藍色の花模様が描かれた独特の磁器「青花(あおばな)」は、景徳鎮のトレードマークといっていいでしょう!


午前中に上記地区を観光、昼食は又々「鉄硯斎」のご夫婦がご兄弟含めて我々一行を歓待してくれた。

 又もや”白酒”責めでもう歩くのも億劫なくらい戴いたが、次の観光地へ出かける。

 浮梁古具衛旅遊風景区は国家4A景区で千年の歴史が楽しめる観光スポット!牌楼・歴史文化長廊・城門楼・博物館・千年紅塔・五品古具衛等々見所満載午前中3km、午後2kmも歩いて疲れたが楽しめた。

 その他景徳鎮産陶磁器の原材料と為るカオリン土採掘現場等も予定していたが、何しろ歩き疲れ飲み疲れでそろそろ限界を迎えたので、我侭を言って勘弁して貰いお世話になったご夫妻に御礼申し上げ帰路の人となる。

 今回の旅は一言でいって大成功!帰国したら日本の皆さんにも是非一度訪れるよう推奨する積り・・・

 日本の名だたる窯元も随分行ったが、矢張り中国悠久5千年の歴史には勝てまい!重みが違う!規模が違う!歴史が違う!製品の出来不出来は専門家でなく到底理解できないが、素晴らしい雰囲気は十二分に味わえた。

 車に乗ったらバタンキュウ!南昌に着くまで夢の中を彷徨う!何度も言うが中国悠久5千年の大いなる懐に抱かれた思い、究極の幸福感を味わせて呉れた「景徳鎮」よ去らば!又何れの日にか訪れん・・・






老師 酒抜き3本立て興行で機嫌悪いも・・全て「日中友好」のため耐える!

[3本立て興行] [家庭の味] [伴奏つき歌唱指導]

2014年11月28日 21時34分

11/28日 星期五 
 本日は東華理工大學の講演日!2年生50名・4年生40名の二本立興行と相成った。

 午前中の会館女子大生の授業もあり今日はフル稼働!

 この女学生は中国に於ける日本語専門試験八級という最難関突破を目指しており、12/14日の受験日目指して猛勉強中!

 先日卒論を書き上げたばかりにも拘らず、既に対策用参考書全ページ目を通し、疑問点に付箋つけての質問攻め!勢い私も日本男児の面目にかけて、判らんとは言えず捩り鉢巻で必死の対応!どうにか難問を切り抜け返す刀でタクシーに飛び乗った。

 何で中国くんだりまで来てこんな目に遭わなきゃいけないのか?

 おまけに乗ったタクシーが例によって気狂い運転・・・”まさに踏んだり蹴ったり”とはこのようなことを言うのだろう!

 文句たら々の午前中・・救いの神現る!大学に着いたらO先生がお出迎えに来てくださった。

 何でも奥様の手料理を用意してあるから昼飯を食っていけと言う!勿論遠慮なく戴く事にした。

 関西風だからお口に合うかしら?と仰って頂いたが味噌汁と梅干・浅漬の白菜とらっきょうだけで栗ご飯を2杯も戴いた。

 勿論メインの料理もあり2ヶ月ぶりの家庭の味を堪能、機嫌の悪さも何処へやら・・・相変わらずの単細胞振りを発揮する爺でした。



 午後からの講演は都合5大學7回目!もうすっかり講師ぶりも板につき、一端の大学教授気取りで快調に飛ばす!

 前半は2年生にてアンケート結果を生かし通訳を入れる。流石自国の言葉で解説されると受講生の目の輝きが違う!

 後半の講演は4年生なので普段のスピードで問題なし、何れも歌唱指導・質疑応答も入れて1時間以内で収めた時間配分もなかなかどうして7回目ともなれば堂に入ったものである。

 この後予定されている2大学計7大学9回目の講演で一応予定だま終了!

 作文スピーチコンテスト審査委員長(12/12日決定)・E教授伴奏私の歌唱指導と損保事業の講義が日程調整中と12月も大学関係で多忙を極めるが、此れも全て「日中友好」のため、会館授業をやり繰りしながら何とか乗り切る所存である。