老師 八重歯と笑窪の可愛い女子大生に介護され仄々とす!

[八重歯] [笑窪] [優しい子]

2014年11月01日 20時21分

11/1日星期六 本日来南4回目の「日語角」小雨で学生の集まり少なし、
それでも私は日中友好の”忠実な僕” 延べ10人ぐらいの学生を相手に孤軍奮闘す・・・

 処でATMの操作が英語表示切替キーが中国語表示の為判らず、現地通貨不足で困っている話を学生にしたら、優しい女子大生が一緒に行って教えて上げると言ってくれた。

 「日語角」終了後何時もなら酒盛りとなるところ、今日は夕刻酒宴があるので食事のみとなり近くの食堂になだれ込む、世話役の女学生のお勧めで”わんたんスープと炒飯”各小を注文して貰った。

 前者に中国黒酢とラー油を垂らして食したが滅茶苦茶旨かった!
後者は日本のそれと比し米粒が若干固めなため私的には今一であったが、締めて10元邦貨換算170円也で超満腹になりご満悦・・・

 その後皆と別れ件の女子学生と二人でATMへ向かう、
何でも今4年生で日系企業への就職活動中だとか、
日系企業の求める学生像に就いてさかんに訊いてくる、現役の頃人事の担当経験は無いが最終面接に立ち会ったことはあるので、丁寧にしかし掻い摘んで話してあげた。

 さて問題の件 彼女に指導を受けながら操作したら、何の問題なく現地通貨の引き出しに成功した。

 お陰で明日からの生活の不安一掃!帰りのバス停まで案内され・・雨で大混雑の中バスが発車するまでお見送り戴いた。

 祖国日本の女子学生にこんな優しい子がいるだろうか?

 我娘を見てても想像すら出来ない・・齢71才のお爺ちゃん先生だからなのだろうが、仄々とした満ち足りた気持ちで帰路に着く・・・



老師 南昌の大学に招かれ講演会初デビュー!

[大學での講演会] [日中友好] [歴史に弱い女学生]

2014年11月05日 17時38分

11/5星期三 本日は江西財経大學での講演初デビュー!

 事前の打ち合わせ通り9:00会館前にお迎えの車が着いた。

 小雨を突いて一路英雄橋を直走る間もなく壮大なキャンパスの表門に到着、写真のように度肝抜く佇まい小心者の爺は正直びびったが、其処は年の功胸の内を見せず担当教授の部屋に鎮座ました。


 全てお任せなので詳細未承知のまま伺ったら、教授の話では本番は金曜日で今日は小手調べとのこと。

 そりぁそうだろう 爺の経歴は明らかにしてないし、一介のボランティア日本語講師に過ぎない男に、大切な授業時間を割いて任せるほど甘くないだろうと得心した。

 教授担当2時間の前半を本来の授業で何やら”経済日本語”という事で、証券業に就いての授業であった。

 教科書を見せて貰ったら次の科目に、損害保険事業の項目があった 勿論専門家の爺には概要理解できたが、一昔前の保険制度で些か苦笑・・・

 textbookの内容は古くても学生のレベルは高い、専門用語を駆使した難解な解説を苦も無く読破したのには驚いた。

 さて後半の1時間OHPに”爺のコーナー”と大写しされていた。

 教授から紹介され私の講演が始まった、生徒は総勢20名何とはなく昔のゼミの時間を思い出せる風情であった。

 講演内容は任意にという事であったので、孫世代にどんな話が興味を引き喜んでもらえるか、皆目見当外であったが、私の人生を辿る事で戦後日本が歩んだ道を知って頂けるのではないかと考え、時代背景も交えながら戦後急復興の要因・学生と企業人の違い等に就いても触れ・・恍惚の内に時間が経過した。

 学生にはちと難解かなと思っていたが、案の定 特に歴史に弱い女学生が多く次回本番は修正をしたほうがいいかなと感じた次第。

 でも特に緊張もせず滑舌的には自己評価は合格?なるも生徒の理解度を考え もっとゆっくり、内容も平易に難しい言い回しを避け工夫の余地ありと反省した。

 ともあれデビュー戦が滞りなく終わりほっとしている。

 本番の金曜日は40名ぐらいの学生が集まるとのこと、それが終わると別の大学で来週水曜日に70名の大本番が控えている。

 ひょんな事から大学で講演なんて・・・分不相応な気がしないでもないが”全ては日中友好”の為、微力ながら全力投球する所存である。



  老師 大學講演会で森繁久弥調”変節故郷”を歌唱指導・・
文部省さん御免なさい!

[セピア色の写真] [若武者] [歌唱指導]

2014年11月08日 04時29分

11/7日 星期五 本日は江西財経大學の2回目講演日、総勢40名を前に老師人生を熱く語る!

 今日は1〜2年生も交えた講演にて、一昨日の3年生と異なり視聴覚中心に内容大幅変更、出来るだけ映像をmainに言葉少なく、判り易すさを念頭に置いてお話申し上げた。

 学生時代・社会人時代に就いては語りつくしたので、重複を避け退職後の第二の人生に就いて触れることにした。

 現役時代遣りたくても出来なかった、数々のテーマへの挑戦に就いて、此処10年の軌跡を映像で映したら、拍手喝采異外にも猛烈に受けた!

          
 矢張り中国の若者も我国同様活字文化から映像文化に、移行しているのだろう事を今更ながら得心した次第。

 特に女学生からのリクエストで、老師の若かりし頃の写真を見たいというので、fileを探したら何と53年前の高校時代の黒白でセピアな写真が出てきた。

 当然現在の禿晒してくたびれた爺の姿と、似ても似付かない颯爽とした若武者の晴れ姿!教室全体が嬌声で収拾がつかなくなった。

 一昨日の一回目の講演時今日の私が在るのは、高校時代同窓の糟糠の妻のお陰とつい口が滑った事を覚えていて、奥様の写真も見せろと厳しく追求された。

 詮方なく19歳の夏野球部4人組蔦島キャンプの写真を見せたら、在りし日の彼女の姿で又々大歓声!


 何のことはない!あれだけ一生懸命日本の戦後急復興要因や時代背景・歴史的変遷も含めて熱く語ったのにこんな事で盛り上がられては、爺の立場が無いではないか!

 と思ったが、”泣く子と地頭には勝てぬ”まぁいいかと思い直し講演を続けた。

 一時間で本題を終了質疑応答に入る、1〜2年生はまだ日本語が十分でなく、通訳を介したが次々と引きも切らさず質問の嵐!

 特に尖閣諸島を巡る領土問題も出て瞬間やばいと思ったが、領土を巡る争いは太古の昔から人類の歴史そのもの、英仏100年戦争や独逸の例を持ち出し,でもEU加盟国は今では仲良く遣ってるでしょう・・だから中国と日本もその内落ち着くところに落ち着くから、心配に及ばぬと煙に巻く・・・

 然し日本語を学び将来日本企業で働きたいが、差別が心配という子もいたには驚いた!自国の立場に立った自国メディアの偏った報道で誤った日本人像が、一人歩きしている現実を垣間見た思いで悲しさを禁じえない。

 もっともっと語り合いたかったが、担任教授の合いの手で最後のテーマ歌唱指導に入る。

 何か日本の歌を一曲教えろとのたまう!私の十八番は勿論演歌だがここは飲み屋と違うので、小学唱歌”故郷”を歌う、何故か爺が歌うと森繁久弥調のこぶしの利いた”変節故郷”で申し訳なかったが、此れも大受けで全員合唱で締めた。


 中国南昌に来て奢られっぱなしだったので、纏めてお返しの積りで食事に誘ったら、20人近くの学生がぞろぞろついて来た、慌てて担任教授に千五百元しか持ち合わせが無いけど大丈夫かと訊いたら、それだけあれば問題ないというのでキャンパス近くの中華店に雨の中転がり込む。

 爺は定番の”白酒”だが学生は飲まない、和気藹々鱈福食べて六百元邦貨換算10000円也、滅法安い!お陰で恥もかかず全員に感謝され、今日も”日中友好で日が暮れた。