日本語老師 北京空港でいきなり大ピンチ!

[中国での日本語講師] [北京空港] [チャレンジ]

2014年10月01日 09時21分

9/30日
  羽田発Air China(C182)便で 日本を発つ北京経由南昌行きに搭乗、やっと
機上の人となる。前日にflight変更あり当日も出発時間大幅遅延と期待通り評
判通りのアバウトさで嬉しがらせてくれた。

  今回のスケジュールは 北京での乗り継ぎ時間が少なく (2.5時間) 不安感は
持っていたが、航空会社へ打診するも大丈夫というから 信用したのがそもそも
大間違い!
  案の定 北京到着1時間遅れ!おまけに 国慶節の前日とて空港は大混雑!
過去経験した事のない大空港で 事前調査した国際線から国内線乗り継ぎの
流れ (到着〜検疫〜入国審査〜荷物受け取り〜乗り継ぎ専用税関〜搭乗手
続〜安全検査〜出発)通りに事が運ばない。

  先ずは入国審査で躓く!目的欄その他で しかも90日滞在だからいろいろ聞
かれるのはしょうがないが、根掘り葉掘りと意地悪された思い?  どうにか潜り
抜け!巨大ターミナル図を片手に3階Eゾーンからエスカレーターで 2階Cゾーン
へ その後シャトルに乗り換え、2階Cの荷物受け取りへと承知していたが、下る
はずのエスカが昇りしかない! 悪い事は続くもので 荷物が出て来ない! 残り
時間は刻一刻と迫る荷物を手にした時には50分を切っていた。

 その後の流れでは 乗り継ぎ専用税関・専用搭乗手続カウンター・エスカでC3
階安全検査・搭乗ゲートと理解していたが、手続机が見当たらない。抜群の
英語力?で聞いた結果C4階にあるという、この辺りから 流石の老師も周章狼
狽の色濃く 冷や汗3斗ならぬ2斗は出てたろう!4階にやっとの思いで辿り着い
たが疑心暗鬼の鬼となり・・・ 事前調査でC4階はあり得ないとの悪魔の囁きに
乗り、また2階に移動後 再確認矢張り4階とのことで 再移動! この段階で 残
り時間20分、焦りに々もう完全パニック状態!

  そこで事件発生!私の様子を鴨と見たか 若い男女の手伝うとの申し出を受
ける、普段なら甘言を持って近ずく外国人は相手にしないのだが、溺れる者 藁
をも掴む切羽詰った窮状下 事情を話したら、荷物とパスポートと航空券を持っ
て後をついて走れとの指令!を受ける。 実は近年脊柱管狭窄症の悪化により
右足に異変、とても走る状態に有らずも 背に腹は代えられず空港内を疾走!
流石助っ人搭乗カウンターを探し出したが 長蛇の列!こりゃ駄目だと思ったら
中国人の本領発揮! なんと50人抜きで見事荷物も含めてチェックイン! 私は
感激の涙・・・ 処が甘い日本人だった。

  安全検査のカウンターまで 一緒に来たが、一向にパスポートと航空券を返し
てくれない! 何がしかの御礼は しなければと考えてはいたが、彼の言うには
貴方の荷物は重量超過従って超過料を払えと言い出した! カウンター内の空
港職員ならわかるが、一般人が請求するのは理不尽? しかも カウンターで荷
物を預け入れる時を後方で見ていたが、超過料を払った形跡なし・・・この時点
で多少呆けは来てるが可笑しいと気が付いた。
 荷物重量は超過料を考え制限の23kgに調整してきたし、羽田でも問題指摘さ
れた覚えも無く、彼の主張は理解出来ないと抜群の英語力?でたどたどしく抗
議!それでもパスポートを返そうとしないので、老師まじ切れ!たどたどしい英
語では迫力無いのでそんな時は熊本弁で”奴しゃなんばしよっとか”と怒鳴れと
の旅の師匠「阿蘇ボーイ」さんの言葉通り一喝!警察呼ぶぞと叫んだら 周囲の
人達の輪も出来たので、渋々返還事なきを得た次第であります。

  最後の難関!安全検査も長蛇の列!今度は私が先ほどの彼を真似て途中
割り込み、時間が無いから勘弁してとお願いしたら、皆優しく先に誘導してくれ
た。処が 身体検査が異常に厳しく ここでも大幅時間ロス!何とかクリアーした
時点でtime outしてたが、一縷の望みを託して遥か遠方の搭乗ゲートまで死に
物狂いで走る。
  ガタは来てるが大昔の高校球児!俊足を買われて1番バッターの本領発揮?
で該当ゲートに やっとの思いで辿り着いたら、深閑とした雰囲気!搭乗締め切
り後を覚悟!恐る々聞いたら乗り継ぎ機延着により搭乗時間変更!助かった!
まさに九死に一生の思い・・・流れる汗を拭いもせずその場にへたり込む老師で
した。

波乱万丈の中国日本語講師入国のお粗末な顛末! スタートで大ピンチ!中国
で日本語指導の初志貫徹に不安感一杯ではありますが、乞うご期待以下次号